木材をレーザー加工するときに気をつける4つのポイント|レーザー加工道場

木材はレーザー加工する素材の代表で、木製品への彫刻や、多くの製品に活用されています。
木材をレーザー加工するときに気をつけるポイントをご紹介します。

1.自然素材による個体差・クセ

無垢材のような天然木材は、同じ種類の木材であっても、産地や伐採時期によって品質が異なったり、ひとつひとつ節や木目に個体差やクセがあります。
このような個体差やクセは、天然木材の持つ魅力・価値なのですが、レーザー加工をする際は、都度テストを行ってベストな加工数値を出す必要があります。
一方、成型板(MDFなど)、合板(ベニヤなど)は、やわらかく均一性のある素材なので、品質のばらつきが少なく、特にレーザー加工と相性がよい素材です。

2.エアーを適正な強さで吹き付ける

木材を加工すると、必ず粉塵と木ヤニが発生します。この粉塵や木ヤニが彫刻した面に付着すると、茶色くなってしまい、品質を損なってしまいます。
レーザー加工の際、必ずエアーを吹き付けながら加工をしますが、このエアーの出力量を強くすることで、より粉塵や木ヤニの発生・付着を防ぐことができます。
逆に、エアーの出力量が弱いと、木材に限らず、煙が発生してレーザー内部が汚れたり、最悪発火の原因にもなりますので、エアーの強さは常に気をつけるポイントです。

3.排気口へ粉塵・ヤニを逃がしながら加工する

XY方向に動くプロッター式のレーザーカッターの場合、加工の進む方向(GCCレーザーの場合、Y方向)を変えることにより、粉塵とヤニの付着を軽減することができます。
例えば、レーザーの奥側に排気口がある場合、手前から奥へ加工を進めるようにすると、粉塵とヤニを排気口に逃がしながら加工することができます。
加工の進む方向の変更は、GCC製のレーザーカッターの場合、レーザードライバの環境設定の項目のひとつである「アドバンス(ド)」で変更することができます。

4.マスキングテープで表面を養生する

彫刻面を粉塵やヤニから守る方法としてもっとも有効な方法が、マスキングテープでの養生で、木材に限らず、レーザー加工によく用いられる方法です。加工後にテープを剥がす作業がプラスされますが、もっとも加工の仕上がりがよくなります。
ただし、空気が入らないようにしっかりと貼付していないと、逆に仕上がりが悪くなったり、加工する素材がデリケートなものだと、マスキングテープを剥がす際に、表面を傷つけてしまう場合がありますので、注意が必要です。

大きなサイズを彫刻する場合は、幅が狭いテープだと何回もマスキングテープを貼る必要があり、貼付作業に時間がかかります。
市販のマスキングテープは、1~5cm幅のものが多いですが、大きな幅のテープも業務用に販売されています。
インターネットで「和紙 リタック」と検索すると、幅が広いマスキングテープがヒットするので、参考にしてください。

まとめ

特に木材は、ヤニ・粉塵の付着を防ぐことが品質の向上に深くかかわってきます。
手間ひまをかけることで、木材の加工品質が上がり、お客様の満足度の向上、他社との差別化が図れるといった効果が期待できます。
ぜひ以上の4つのポイントを気をつけて、加工してみてください。

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